プロねた。
Vol.066

誉めて育てる

2012年04月17日
担当
福良 英基

新卒社員が入社して来て、早くも「ゆとり世代」とのジェネレーションギャップに頭を抱えているという上司・先輩方の声を聞きます。緒論ありますが、いつの時代も若者は新人類だのバブル世代だのと批判されながらもちゃんと活躍していますので、そのうち今の新卒達も一端のビジネスマンに巣立ってくれるだろうと期待をしています。

上司や諸先輩方は新卒達に仕事を教えるだけでなく、その能力が十分に発揮できるようにマネジメントしていくことも重要です。古今東西より、人間の能力を存分に発揮させるためには、内発的動機付けである”モチベーション”と外部的誘因である”インセンティブ”の大小・強弱が大きく関わっています。そして、インセンティブについては経営者や人事が仕組みをつくる以前に、上司、先輩でも十分に付与することが出来ます。

インセンティブ=金銭と思いがちですが、心理学的には能力を発揮させる為のインセンティブは”賞賛”や”評価”も効果が高いとされています。よく子育ては「誉めて伸ばせ」と言いますが、ビジネスの現場においても”誉めのインセンティブ”で新入社員の能力を引き出すことは可能なわけです。

誉め過ぎは「慢心」や「勘違い」といった弊害を生むので要注意ではありますが、一方で誉めるならしっかりと誉めないと効果はありません。「やるなぁ。」とか「さすがだね。」といった軽い調子では本人は誉められたと感じないこともあります。日本生産性本部によれば、「仕事で成果を上げたり、他の見本になる行動をとった部下」を約9割の課長が「褒めている」と答えたのに対し、一般社員の約半数が「上司は褒めない」と感じているという調査があり、そこにギャップが見受けられます。具体性を持たせながらしっかりと相手に受け止めてもらうというある種のキャッチボールが必要なようです。

“誉めのインセンティブ”をうまく付与しながら、新卒社員の能力をぐんぐん引き延ばしていきたいものですね。

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